決して面倒じゃないので仲良くしてください。カシミヤさんと。

 

上質な毛素材との上手な付き合い方

 

カシミヤといえば柔らかくとろみのある質感が美しい、大人に似合う上質素材ですよね。
ユニクロでも毎年秋の定番になっていて、楽しみの一つにしているひとも多いと思います。

この秋のショッピングアテンドとリピーターズレッスンでもカシミヤのセーターやストールを数多くお勧めしてきました!

カシミヤは本当に使い勝手がよくて大好き。
薄くて柔らかくて軽くて暖かくて。ずっと包まれていたい。

骨格タイプやパーソナルカラーに関わらず、みんなに似合いますし、ベーシックな雰囲気でありながら様々なコーディネートの仕方に程よく溶け込んで、決して主張し過ぎないけれどちゃんと存在感を感じられて・・・。

そんなこんな良いことを上げればいくらでも出てきそうなくらい、カシミアへの愛が止まりません!!!
一方でこんな声も聞こえてきます。

こちらは実際にクライアントの皆さまからのご相談で伺った内容の一部。
みなさま解決されて、今ではカシミヤと相思相愛で過ごされています。

・繊細な素材だからお手入れが面倒そうで手に取れません。
・一生ものと言われているカシミヤを手に入れてみたけれど、風合いが変わってしまいました
・洗濯表示でドライオンリーなんて。私には無理です~
・某U社のカシミヤ、安物だからか毛玉が凄いよね!って友人と文句言ってたんですよ。
・カシミヤって、あったかくないじゃない??
・お気に入りカシミヤストール。においがついてしまいました。消臭スプレーしてもいい?
・1シーズン洗わずに着るの??途中でクリーニング何回出してますか??

などなど。
中には、うんうん確かに!なんて頷いてしまう一言があったのではないでしょうか。

回答の一部もご紹介しますね。

A・簡単なお手入れでいつまでも綺麗です。
着る前に、まずは静電気防止スプレーをかけてください。ただし毎日する必要はありません。効果が薄れてきたら追加してください。
静電気を防ぐことで空気中に漂うホコリの付着を予防し、ホコリに毛が絡まり毛玉になることを防ぎます。
着用後は専用のブラシで毛の絡まりをとき、付着したホコリを払います。強いしわが入ってしまったり匂いが付いた時は、スチームアイロンで取り除くことが出来ます。
皮脂が付いたり汚れが付いてしまうと手触りも変わるので、その時は洗濯しましょう。

 

A・カシミヤは毛が細いので体の湿気を吸って、絡みやすい状態になります。着用したら専用のカシミヤブラシでとかし、湿気を抜くために1日着用したら数日休ませます。肩幅が女性サイズで厚みのあるハンガーに掛けるか、通気性のよい場所で柔らかく畳んでおきます。

A・カシミヤは染色性に富んでいるので、しっかりと色を染め付けることが出来ます。よって淡い色や鮮やかな色、様々な美しい色に染まりやすく色落ちもしにくい素材ですので洗濯するのに適した方法を守れば、家庭で水洗いをすることも可能なものがほとんど。洗い方はつけ置き短時間、ぬるま湯から水の間くらいの水温で押しすすぎ、タオルに挟んで1分脱水、半渇きでスチーム&ブラッシングの手順が基本です。

A・クリーニング店を選ぶことは必須ですが、良さそうな店を選んだとしてもドライクリーニングに出したにもかかわらず風合いが変わってしまう事があります。カシミヤは毛足が細く長さもややあるので、淡い色と濃い色の模様が入り組んだ絵柄の物は、クリーニング店のドラムで回ってる最中に隣接した毛色の糸がまじりあい、模様が不明瞭になることも。デリケート洗いの方法を良く確認することが大切。もしくはセーター、ストールなどであれば手洗いでお手入れすれば解決します。

A・某量販店のカシミヤは、それはやはり一級品とはかなりの差があります。しかし、カシミヤです。悪品ではありません。扱い方は高級品と同じでお願いします。糸が細くて毛玉にはなりますが、毛玉にならないように防ぐ着方や、日々のちょっとしたお約束のお手入れをすることが大切です。逆説的に言えば、最高級品でもちょっとしたお手入れをしながら着ていくことで、簡単に品質が保てていけるのです。
カシミヤ製品の独特のぬめり感は、ある『それなりの加工』をして生まれるものです。家庭では、手洗いをしたり何度も着ていくうちに風合いが変わってきます。はじめは一番風呂のお湯のように硬くても、次第に柔軟になります。Myカシミヤ育てを楽しみましょう。

A・カシミヤなどの毛素材は、出来るだけ肌に近い状態で着た方が温かさを実感できます。肌と毛の間に暖かい空気の層ができて保温しますので、風が抜けるアウターと合わせると寒く感じます。また、放湿効果が高い綿100%よりも化学繊維との混合繊維(静電気防止として特にナイロンとの混合が◎)のインナーの方が体温を奪いにくく、温かさがあります。

A・使用しているうちに匂いがついてしまう事ってありますよね。消臭スプレーも良いですが、消臭する製品を使うとせっかくの素材に新たに物質を付着させることになるので、わたしはあまりお勧めしたくはありません。もし匂いが付いただけで、手触りが変わるほどの汚れが付いていないのであればスチームアイロンがおすすめです。また、手洗いの後や仕様を繰り返したことで毛が寝てしまって風合いが悪く感じる時にも、スチームアイロンが効果を発揮しますよ。

A・毛素材のセーター、ストールは前述のように匂いや汚れの度合いに応じて手入れを。着る前のひと手間、着た後のひと手間で、その後の綺麗さに差が出てきますよ。私は、ストールとセーターは手洗いしています。

(※お勧めのアイテム、お手入れの詳細、洗剤の選び方や洗い方干し方保管方法などは情報量が多いので、今後リクエストを頂いたら紹介していきたいと思います♪リピーターズレッスンでも詳しくお伝えしていますので是非ご利用くださいね)

実はカシミヤは結構タフな素材。
向いている扱い方をすれば、ずっと美しく保てる優秀な素材なのです。

困ったことが起きているなら、そのすべてに、そうなる原因なり解決方法があります。
希少な素材なので高価ではありますが、気負うことはありませんよ(^^♪

素材のことを知っていれば快適になるし、素晴らしい風合いと姿のままでいてくれるので、もっと積極的に仲良くなろうとして欲しいな~と思うわけですね。

カシミヤは【非常に繊細な素材である】と言われますが、
その割に【良品は一生モノ】とも聞きます。

それだけ聞くと『いくら良品でも繊細なら、よっぽど気を遣わないと一生持たせるのは無理なんじゃ?!』と後ずさりしてしまいそう。

カシミヤ愛が止まらない私はというと、某U社のカシミヤセーターの今期で5年ものを持っていますが、とても綺麗なままですし、ますます柔らかく馴染んできて愛着が増しています。

それから、最高級クラスのカシミヤのストールとセーターも数点。
お手入れに困ったことはなくて風合いも落ちることなく美しく温かく最高の状態です。

カシミヤコートもあります。
コートは購入した当時より数年経っていくほどに体に馴染んで、より似合って着こなせているように感じます。

私の感覚としてのカシミヤというのは、気を遣う素材ではなくて、むしろ段々仲良くなってやがては相棒になる。【自分仕様に育てていく素材】そんな感じなのです。

マイナスなこと、、、強いて言えばカシミヤがとっても大好きだから、もっとお手軽に手に入ると嬉しいのですけれど。希少な素材なのでそれは仕方がないですよね。

ワードローブは一つ一つ愛でながら大切に使い、それらでクローゼットを育てていくのが私の価値観ではありますが、そのなかでも特に、木材(これは家具ですけれど)や獣毛や皮革などの、【もともと命のあった素材】というのは特別で、持ったひとの扱い方や育て方次第で表情も姿も雰囲気も違ってくる。そんな気がします。

その素材ごとに違う特性も特徴も理解して、素材が嫌がることはしないで喜んでもらえることが分かれば、良さを引き出すことも、より魅力のある物に変えていくことも出来ますね。

寒い時期ならではの素材。
お気に入りが与えてくれるその温かさを、たっぷりとご堪能くださいね。