夕方になって外に出ると、まだ少し明るかったので思わず空を見上げました。
春が近いと思うだけで、やる気が出てくる単純な思考回路をしています。
さて冬の間にお世話になり続けているカシミヤ。
そろそろキレイにしたいと思う方もいるのでは?
先日のリピーターズレッスンでは、こんなお話が。
うん確かに。
高級洋服ブラシが話題になったり、オシャレ洗剤が話題になったりしてますから、Googleでリサーチするとイケてる画になるお手入れしか紹介されていなそう!
(わたしの偏見だと思うけど!)
ということで画はイケてないですが、わたしが日常に使っているものと方法を少しだけご紹介してみようと思います。
このページの目次
日常のお手入れ
カシミヤは毛が細くてしっとりとした肌触りが心地よいですよね。
愛用してみて感じるのですが風合いが維持できるようにするには、やっぱり毎回のお手入れが重要だと思います。
お手入れと言っても簡単です。
使ったら、簡単にブラッシングするだけ。
カシミヤ用の洋服ブラシはホームセンターなどでも簡単に手に入ります。
カシミヤだからといっても、ちまたでおしゃれな人がこぞって使っているような数万円クラスの素晴らしいブラシじゃなくて大丈夫です。
私が今使っているのはブラシの老舗の物ですが、ホームセンターみたいなところで購入できました。
価格も手ごろで、だいたい3,000円台だったと思います。
最高級の数万円ブラシも使っていたことがあります。
ブラシの毛が長くて凄くフワッとしていて、でもコシがあってなるほどな素晴らしい感じがするのです。
感じ方に個人差はあると思いますが、私の正直な感想としては、別に手頃な値段の物で良いかも。です。
だって、そんな凄いブラシをかけたからと言っても何が起こる訳でもないんですよ。
むしろ、大事なカシミヤに何も起こらないようにするのがブラシの重要な役目なので。
カシミヤに限らず天然毛は1日着用すると、体の湿気で毛が縮れたり、静電気によるホコリの付着、着用中のこすれなど、様々な理由で毛が絡まりやすい状態になります。
それを放置すると雪だるま式にどんどん絡まって毛玉になってしまいますから、1日着用したらブラシをかけて解いてやるんですね。
サッとでもブラシをかけて、時々は静電気防止スプレーをしておくと風合いが柔らかいままで保てます。
なので毛玉が出来てからブラシをかけて、「何も良くならないじゃないの!」というのはお門違いです。
それから傷み具合は着用の仕方にもよるので、ダメージの出方は個人差が大きいかと思います。
私の場合は、なんでも大事にするのであらゆるものがまあまあ綺麗です。
そして寿命が長いです。
少ないけれど愛すべきものを大切に育てるのが好きです。
物のせいにして、すぐ傷んじゃう!高いのに!とか、安物だからダメなんだね!と言ってしまう前に、その素材に相応しいお付き合いを自分自身してきたのか顧みることも大人のたしなみのうち。と思っています。
特にセーター類は連日身につけると湿気が抜けきらずに毛がよれてダメージが出ると言われており、少なくとも一日は休ませておくのが良しとされているようです。実際はよく分かりませんが・・・。
とにかく、天然素材は生きていると思って優しくしてあげればいいんですね。
ものは何も言いませんが、それを身につけている間は自身の皮膚となり、服も雄弁になります。
使う物をいつも大切にしていれば、それが自分の纏う雰囲気になるのだと心得てお手入れをしてみて下さいね。
より丁寧に出来るはず。
ブラシの素材は、カシミヤに合った物を使わないとダメージになるのでスーツ用の洋服ブラシとは異なる毛質です。
ぜひ専用の物を選ぶようにしてくださいね。
洗濯にはこれを使います
画像はベルメゾンさんの商品ページからお借りしました。
※ベルメゾンさんのリンクは斜線鍵マークなのでここには貼れないので言葉での紹介だけですいません。
ベルメゾンさんには他のカッコいいのも色々あるみたいですね。
見るとサイズも色々ありますが、私が使っているのはこれと同じもの。
容量は8.5リットルです。
オシャレじゃないし、かわいくないけど、いいの。
このらいの大きさが丁度いいんです。
セーターなら2枚しっかり浸かるけど、あまり大きくない方が水換えがしやすいし、使わない時も邪魔にならないので。
ドライアップは数分間つけ込むだけ&すすぎも1回で簡単。
つけ込みお洗濯は入浴のついでに、洗い桶でしています。
洗う前にひとつ注意。カシミヤは繊維がうろこ状に絡んでいるので、強い摩擦をするとヨレて風合いが変わってしまいます。だから優しく手洗いで。
洗い方
①洗い桶に洗濯液を作り、つけ込みます。
温度は、ギリギリ水じゃないくらいの超ぬるま湯。
そこにドライアップを入れ、カシミヤを入れて2分つけ込みます。
2分後に数回押してから、水を捨てます。
たたんでからフェイスタオルか何かにくるんで、サイズがぴったりくらいのネットに入れます。
そして洗濯機で脱水します。
②脱水のコツ
ここでの脱水はすすぎのため。
洗濯機に入れたら脱水ボタンを押します。
本回転になるとガッコガッコという音から安定感のあるサーという音になるので、そこから10秒数え、手動で止めます。
※我が家ドラム式ではないのですいません。
③すすぎます
再び超ぬるま湯を張ります。そこにカシミヤを入れ押します。そのまま3分。
④先ほどと同じ要領で脱水して下さい。
今度はサーになってからもう少し短めに。3秒くらいで押すと良い感じかもです。
➄干す時は出来るだけ折らない方が良いですよ。
私は室内干しの洗濯竿に広げて掛けます。
⑥ほぼ乾いたら、スチームアイロンを遠くからかけてブラシをすると風合いが優しくなります。
そのまま最後まで乾かしても良いですが、その場合はきれいに畳んで数日寝かすと重みで毛が落ち着いて、また毛並みが綺麗になります。
いかがでしたか?意外と簡単でしょ。
手洗いって面倒な印象かもしれませんが、実は手軽にできてしまいます。
春の衣替えにお役に立てれば幸いです♪