姿勢とは自分が何を選択してきたかの結末を見える形にしたもの

きょうはウォーキングレッスンが２枠ある予定が１件別日にお振替えになって、午後の１dayベーシックウォーキングのみ。ゆったりレッスンな日となりました。

フルブラッシュアップコースをご受講くださったKさん。
姿勢がとても気になるということで、ウォーキングレッスンにご参加くださいました。

とても居心地がよく、ためになるので。自分で気が付けない点を指摘して頂きたいです。

全身の写真を見ると膝下が曲がっている感じで気になるし、歩いていると全身に倦怠感が出てしまう。ふくらはぎや足の裏も痛くなるし。

外反母趾、偏平足で合う靴がなくて長く困っていた。今はアカイシの靴なら痛くなく履けるけれど、サイズ感を間違える事がある。くつは難しい。

以前、ストレートネックと診断されて、そのあと頸椎のヘルニアになってしまって治療したことがあった。

いろいろ、大変な思いをされてきたのですね。

レッスンをきっかけに、どうしてそういうことが起こるのか知って頂けたら嬉しいです。
からだへの理解が深まると負担が軽くなっていけると思うので。

今日のレッスンでは分かりやすくポイントを絞ってお伝えするようにしました。
レッスンに入る前に、現在の姿勢と歩きかたを動画撮影しております。
歩き方を練習した後と前とを比較して頂けますよ。

撮影動画を見ると、みなさん一様に衝撃的だとおっしゃいます。
ご自身の歩く姿は、なかなか見られないものですよね。

そしてレッスンから日が経っていくと、単に姿勢が良くなる喜びというよりも、重心を見つけることで楽になることにとても驚かれます。

本当の意味での美しい姿勢は、からだに優しい姿勢でもあります。
見た目に美しいだけの体に負担が掛かる姿勢は本末転倒です。
そうせなら、機能美を意識したいですね。

こちらは坐骨座りを練習して頂いているところ。
ただリラックスして自重を感じながら、正しく座っているだけ。

自然で美しい佇まいです。

姿勢は今の全てを現しています。
そして今のすべては、過去のすべて。

今の姿勢は歩んできた集大成であり存在そのものです。
良いとも悪いともなく、ただただ今までの結果でしかありません。

ジャッジはしなくてよいのです。

事実をそのまま受け容れて、今この時にしっかり立ち、歩く。
それで良いのです。

姿勢も教養。
何歳からでも、いつからでも変えていける。

そう思うと、いまの姿勢というのは自分で選んでそうなった姿とも言えそうです。

わたしの、ずっと変わらなかった悩ましい姿勢、脚の姿。へんな歩き方。
それが少しずつ変わって行くときに思ったんです。

もしかして私、
できない、のではなくて知らないだけなのかも。
変わらない、のではなくて、そこまでやっていないだけなのかも。

わたしはこうだから仕方がないと言うのは
事実を受け容れているのではなくて
さわらないように避けているだけではないか。

ならば正しい方法を知り、ひたすらにやるのみ！
そうして気が付いたからこそ、今があるのだと心から思います。

じっと重心を感じて立ったり、
足の裏の感覚を研ぎ澄ますように歩いてみて下さい。

胸を起こして肺の中が空っぽになるまで吐ききって、
鼻からゆっくり息をして胸の奥までしっかりと空気を入れてみてください。

人生感が変わるかもしれませんよ♪