パーソナルカラーはイメージ診断ではない、けれど。

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イメージが『その人っぽい色』がパーソナルカラー？

20年くらいまえに出版されたパーソナルカラー診断の本が、私にとって初めて目にしたパーソナルカラーという情報でした。

とくにパーソナルカラーに興味があったのではなくて、挿絵と写真で色がたくさん紹介されていて、とてもきれいな本なので思わず手に取ってしまった、という出逢い。

その本には各パーソナルカラー4シーズンごとの詳しい紹介があって、みんなでワイワイ自己診断もできて楽しめる本でした。

そのほかに、パーソナルカラーになぞらえた性格やキャラクター性というか、まるで人格を表すようなことも記載されています。

私のパーソナルカラーシーズンはスプリング。

まだ当時は診断したことはなくて知りませんでしたが、似合う似合わないというのはBA時代（美容部員）に気づいていたので、スプリングの項で紹介されている色には納得してとても共感して楽しい気持ちになりました。

でも、スプリングの人は明朗活発で若々しいとかキュートな服が似合うとか、かなり意味不明でした(笑)

私は顔立ちのバランスで子どもの頃から大人びて見えてましたし、明朗活発というより冷静沈着で動じないという周りからの評価と、キュートな服は痛々しい感じに、、、というのが私でしたから。

性格診断的なおかしい部分以外は挿絵も可愛くて出逢いの本なので気に入って、今も本棚にあります。(大人の事情でご紹介は控えますが)

色で性格が言われていることについてその本ばかりの問題ではなくて、そのころはパーソナルカラー診断というと、トーンの持つイメージがそのまま投影されていた本ばかりでしたから。

パーソナルカラーと言えば日本ではそれが当然だったのか、それとも占いっぽい要素があった方が売れるからそのようにしたのか。両方なのか。考えたくないけど色彩のプロと言われる人まで、ちょっと感覚が変だったのか。真実はわかりませんね。

温暖湿潤気候である日本は、四季折々に自然の色彩も豊かに変化します。
そして私たちの濃い瞳は、繊細な色彩変化も捉えることが出来ます。

ひとつの色に対しての感じ方は人それぞれに違いますが、色の見分けに優秀な私たちは、季節の繊細さに儚さや夢や躍動感までも感じ、それらしい気持ちの時に相応しい色を着る文化が知らずと根付いているような気がしています。

もしそうだとしたら、身の回りの色を変えてみることで身の回りの出来事も変えられるのかも？と思います。

事実、私は子どものころから意図的に自分のテーマカラーを決めていて、そのころのテーマカラーを見ると、どんな気持ちでいたのかハッキリと思い出します。

小学生だったわたし。
エメラルドグリーンのお陰で見るだけで南の海を想って癒され自分を奮い立たせて頑張れたことや、水色が好きといって無理に可愛いものは妹にと思おうとしていた事もあったし、

黄色を身につけて嬉しくて勇気が出たり、ピンクを着ているとリラックスできるのに着ている自分はみられたくなかったりとか。
中学一年生の春には、気持ちが本当に苦手だったオレンジを着てみたら、今までのオレンジへの嫌な感じが嘘になって根拠のない自信みなぎる勝負色のテーマになっちゃったこととかもあったなあ笑。

まさに文字通り『いろいろな思い』が詰まっています！

似合うというのは、自分に似ていてピッタリ合うことだと私が勝手に解釈しているのは、そういう経験からなのかもしれませんね。

もしあなたの過去の色が、例えパーソナルカラーではなくても、きっとその時には合っているのでしょう。たとえパーソナルカラー診断で苦手だと分かった色でも、あなたの価値を削るモノではありません。

わたし、そっか。よく頑張ったね！と受け止め、ここからは自由にこころの生きたい方へピッタリな色をテーマカラーにしたり、ちょっと効かせたり。自分らしい色の付いた毎日を満喫して欲しいなと思っています。

先週はありがとうございました。

当日は自分が思っていたタイプと違っていたこともあって少し戸惑いもありましたが、帰ってきて時間が経ち少し頭が整理できました。

カラータイプがスプリングだったのは意外だったのですが、なんだか明るく元気に生きていっていいと言われた気がして気持ちが少し楽になった気がします。

今まで生活や環境で、無意識に強くキツく見えるような色を選んでいたような気もします。

洋服も合わないアイテムの理由もわかって選ぶときの基準が出来て楽になりそうです。

あれから少しメイクも柔らかい感じにしています。
リップもバリエーションを増やそうと思っています。

洋服も今まであまり目を向けていなかった色も見るようになりました。

パーソナルカラーシーズンのことを、限られた世界に自分を押し込めるような思いになるのではなく、すてきになれる大好きな物の一つに加えて頂けると、私は嬉しいです♪