こんにちは!ゆきです。twitter Instagram
今日は、顔タイプ診断についての解説と活用の仕方についてお話ししたいと思います。
と、その前に。
なぜ今になって顔タイプ診断を導入することにしたのか、ですが。
実は最近リピーターさんから「顔タイプ診断をしたいのだけど、ゆきさんにやってほしい!」とリクエストをいただくことが重なったんです。
「ゆきさんは私の顔タイプってどれだと思う?」「ゆきさんがこれかなと思うタイプで良いから、教えてくれませんか」「他のとこ行く気ないから、ゆきさんが始めたらやってほしい。やらないんですか?顔タイプ」って。
私の場合、診断の資格を取得しなくてもスタイリングの理論を知っていますし、お顔を分析してヘアメイクのご提案をしているので、顔タイプ診断を導入する必要性はないとずっと思っていたのですが、そういう話ではないなと。
そういうご要望をいただくほど顔タイプ診断は今とても受ける人が増えていて、お客様としても自分のタイプを知っていれば、様々なところで情報を集めやすくなって便利だろうなと思ったんです。
それに知識と楽しいことは多い方がいいですよね!そう思った次の週にはディプロマを取得しに行っていました笑!
そして、めでたく取得☆
顔タイプ診断は簡単に言うと、お顔パーツのそのままの形を活かしたメイクをしたり、お顔のパーツが曲線ならファッションのデザインを曲線を合わせ、直線的なら直線的なデザインを合わせる内容になっています。
診断方法ができて協会ができて2021年時点で4年と言うことなので新しいのですが、ディプロマを取ってみると、昔から日本で馴染みのある方法なんだなと言う感想を持ちました。
皆さんも例えばお友達同士で洋服を選んであげたりするときに、お顔の雰囲気に合わせて似合いそうな洋服をコーディネートしてあげたりしますよね。メイクの好きな人は好きな顔のパーツがもっと素敵に引き立つように強調してメイクしたり。高価なブランド品を選ぶときブランドの持つ雰囲気が自分に似合うかどうか考えたり。
その、いろんなシーンでの似合うというのはお顔の雰囲気を見ていますよね。あなたは今まで、似合うものを探すときどうでしたか?お顔を基準にしていたのではないでしょうか。
元々おしゃれが得意で、どんなときも自然にフィットするものを選べてしまう感覚の持ち主さんっていますよね。
ああ、センスのいい彼女のやってることが活字になったらいいのになー、マニュアル本にでもなったら私もできるのになーって思った人はいませんか?
そういう、何となーく感覚で似合わせを出来ていた人のテクニックが体系化されていて言語化されているのが顔タイプ診断なんじゃないかと。
お顔から感じる雰囲気やイメージからどんなキャラクターなのか想像することは、誰もが普段からしているので、感覚としてスッと入りやすい馴染みやすい理論だと思います。
その人らしい特徴が一番出るのは、お顔です。
キャラクター作りをするなら、お顔印象の方向性を考えることが必須。キャラクターにぴったりのテイストの服を着たり印象に合うヘアメイクにすることも垢抜けるには必須です。
ですが、顔タイプ診断だけではスタイルアップできませんし、ボディカラーに馴染み魅力を引き立てる色までは分かりません。
今の自分にとってどれが優先することなのかは、その人が何に困っているのかによりますし、必要なことはその時々で変化するものです。
様々な人が考え出した色々な理論がありますが、どの理論もそれぞれに特色があり、素晴らしいところが沢山あります。
どれが良くてどれは良くないと優劣をつけたり比較したりするのを時々目にしますが、どれもが人を美しく幸せにするために生まれてきたのですから、私たちはただ素直に喜んで恩恵を受け取るだけで良いんですよね。持っている術を使うかどうかは、本人の自由なんですから。
いくら素敵になっても、もっと違う自分に挑戦したくなることだってあるでしょう。
そんなとき、誰の言葉にも惑わされることなく、溢れかえるほどある選択肢から選び出せる知恵と、自分の気持ちに素直でいられる心の軸はちゃんと持っておきたいですよね。
このページの目次
顔タイプ診断とは
顔タイプ診断とは、お顔のパーツや輪郭をもとに8つのタイプに分類し、似合う服のテイストをご提案するための診断方法です。
顔タイプ診断で重要視するのは「あなたのお顔との関連性」です。パッと見たときの形から連想される印象が顔の印象につながってくるというもの。
ですから、顔タイプで提案される基本のファッションスタイルやヘアメイクは、ご自身のお顔を作る形のエレメントと馴染む素材または共通項のあるテイストを選ぶことにより、素敵に見せる選び方が提案されます。
顔タイプ診断の分け方
顔タイプは、全部で8タイプあります。
その中に世代感で分ける大人タイプと子供タイプがあり、それぞれ曲線を感じるか直線を感じるか同じくらいかでタイプが細分化し、現在のところ全8タイプになっています。
顔タイプの決め方は、お顔の画像を撮影し、パーツの大きさと形をメジャーで計測することで特定していきます。タイプの振り分け方は決められているので、アナリストの主観でタイプが変わることはありません。
まずは世代感で大きく2タイプに分けられます。縦にすっきり大人顔なのか、縦が短くてかわいい子供顔なのか。髪型を選ぶときに美容院で聞いたことがあるかも知れませんね。
世代感が分かると、カジュアルさがテーマなのかキレイ目を意識した方がいいのかが分かります。子供タイプさんと大人タイプさんでは生地の選び方やデザインのイメージは大きく異なってきます。
さらにお顔のパーツの形で曲線を強く印象つけられるタイプと、直線を強く印象つけられるタイプに分けられ、曲線と直線の両方を感じるタイプもあります。
この【世代感が子供or大人×直線or曲線orミックス+世代感子ども大人少しミックス×曲線の1タイプ】を組み合わせたパターンで8タイプに分かれるというわけです。
ですが、振り分けられたタイプでくっきりと線引きをする訳でもない自由度の高さも、顔タイプ診断の特徴でもあります。
顔タイプ診断は、このような人に特にオススメです!
- 似合うものの範囲も越えたりして自由におしゃれを楽しみたいけれど大怪我は避けたいと思っている人
- いろんな自分に挑戦してイメージチェンジをしたいけれど好きだけが優先じゃなくて、何をどのくらいしたらどうなるのかを事前に知りたい人。
様々な印象がある中での自分の位置が、まるで旗を立てたようにクッキリしてきます。
グループ分けで似合うものをくくって明確に分けているというよりも、Googleマップみたいに大きな地図が広げられていて、自分がいるところがここなんだなと、ピンが立って分かる感じです。
もっと言うと、マップを拡大すると自分の所属エリア内でも具体的にどの辺にいるかも、何があるかも分かる、そういう感覚です。
何と言っても、このお顔の印象を地図みたいにマトリックス化できるところがとっても便利なんです。
マトリックスで見られると自分の立ち位置がわかるだけでなく、他のところとの差の大きさも一目瞭然なので、なりたい印象にアレンジしやすいですし、表現するのには難しいところも確認しやすいのですね。
顔タイプ診断は、自分のいる場所がイメージしやすい
例えば、下の分類表で右上のキュートタイプを見てください。
キュートタイプは曲線が多く直線は感じられず、お顔の縦が短い【世代感が子ども&曲線印象のかた】です。
同じ曲線タイプのフェミニンタイプは持っている要素が曲線で共通点があるので、大人っぽい印象にしたいときにはアイテム選びの参考にすると良く、
対極にいるクールタイプは持っている印象に全く共通点がないので、クールタイプの服をそっくりそのまま着たり、メイクするには無理が感じられやすいと分かるのです。
顔タイプ診断、パーソナルカラー、骨格診断の結果をどう使う?
お顔のパーツから感じさせる雰囲気にあったファッションテイスト、柄のタイプ、素材、アクセサリー類、ヘアスタイルなどがわかる顔タイプ診断。
ご自身のお顔の印象傾向が分かるので、どの様な雰囲気で全身をスタイリングすればいいのか想像がしやすくなります。
パーソナルカラー診断はお顔映りがとても良くなり、調和感を大事にすると好印象を与えることができますね。色は感情に直結する大切な要素でもありますし、色からは物理的にも質感を感じたり、温度感や質量も感じます。
色はイメージの部分でとても影響が大きいところ。ぜひ使いこなしたいですよね。
センスの良い配色をするのは難しそう。と思うかも知れませんが、実は法則はとても簡単です。知っていると効果を何倍にもすることができます。
パーソナルカラー診断で自分の特徴を知ればパーソナルカラー以外でも、色の効果と組み合わせを知ることで取り入れ方が分かり、思うような印象を与える組み合わせが自分で作れるようになりますよ。
骨格診断は、持って生まれた体に馴染んで美しく無理なくバランスを整える方法がシンプルで分かりやすい理論にまとめられているので、知っていることでその人らしさの自然体の美しさを引き出すことができます。
素材感と重心、目線の誘導は、骨格タイプの自分の得意をものすごく具体的に短い箇条書きができるくらい明確に自覚しておきましょう。そして、良い見え方の条件の中でも絶対に譲れないことから順に優先順位をつけていきます。
服を選ぶときには優先順位を意識することも大切で、上位の条件を破って欲望に任せると、着られない服になる可能性が高くなります。
自分の中で優先順位がさほど重要ではないことについては多少冒険しても着られないほどのアクシデントは起こりにくく、顔タイプに似合うものや、イメージを優先すると満足感は高まります。
同じく、自分の悪目立ちする定番のパターンも、こういう時にこうなる!と具体的にして避けるように注意すると、一定の洋服選びができますよ。
スタイリングは全身のバランスがとても大切です。
全体に一つのテーマを持たせ軸にしながら、骨格タイプ、パーソナルカラーの要素と顔タイプの与える印象を参考にしながらファッションやメイクのブランディングをすると、持って生まれた「あなたという素材」にしっくりと馴染むスタイリングが楽しめるほか、ご自身の持つ魅力が一層周りに伝わりやすくなります。
しかし各診断をうけてみると、それらの組み合わせによっては理論の言う似合うものと苦手なものが合致しない組み合わせになることもあります。
例えば骨格診断では苦手とされるデザインが顔タイプではオススメになっていたり、パーソナルカラーの結果と顔タイプ診断で当てはまったタイプでは、得意なトーンと苦手なトーンが全く違っていたり。
それに限らず、自分自身の好みとずれることだって多々ありますよね。
あくまでも診断の結果は参考資料です。どれも客観的な視点で見たときの、見た目上のあなたです。自分自身の素材を知り、どんな感じに仕上げるのかは自分次第で自由で良いのです。
素直に、へえ、私ってそんな素材持ってるんだ〜!と受けとってみることが、まずは第一歩。
なりたい印象までの自分の距離感がつかめていれば、大きな失敗をすることなく自由にファッションを楽しむことだってできちゃいます!
自主性があって何でも楽しんでいる人は魅力的
思い切り簡単に、おしゃれとは何かを説明せよと言われれば、
おしゃれとは【差】だと答えます。
馴染むか、差があるか。
美しく見せる【差】には理由と法則があり、ここが成り立たないものは訴求力を持てず印象がボヤけて言いたいことが伝わらないか、不協和音のように気持ちが悪い違和感を感じさせたりします。
そして馴染ませると【差】を感じないので平坦な印象になるため、安心感と親しみ、穏やかさ、優しさを感じさせる。そして普遍性を感じるので人々から受け入れられやすい印象になる。
ただそれだけなんです。差があってもなくても素敵なんだけど印象は全然違うし、調和するかしないかで結果は全く違うものになる。
だから、どんな素材を使って最終的に何を作りたいのか明確じゃないと、いつまでたっても垢抜けない。
お料理もそうですよね。食材があって、こんな感じのお料理にしようって決めて、味の想像したり出来上がりをイメージして調理していきませんか?
お出汁の風味で優しくまとめられた上品な小鉢とか、甘いクリームの中に酸味が際立つショートケーキとか。美味しいのは、食材が生かされていて役割がちゃんとあって、それでバランスがいいものですよね。
美味しくないのは、すごく邪魔な味が紛れ込んでいたり、全然合わない風味と食感だったり、全部の味がケンカしてるくらい主張が強かったり。
または、不味くないけど美味しくもないような、でも2回も続けては食べたくないかな〜なんて可もなく不可もない料理もあったり。
あとは、素うどんって美味しいけど味変したくなりませんか?七味とかネギとか生姜とか、ちょっとだけ入れると丁度いい。でもうどんをかき消すくらい七味を山盛りにすると食べられたものじゃありませんよね。
美味しさと、ファッションもメイクも同じなんです。
素材自体を知って活かす方法が分かる、いいバランスを知る。そして、合うもの同士を上手に組み合わせてアレンジして楽しむ。
様々な診断法がありますが、どれも美味しい素材をより美味しくする基本のレシピ集だと思ってみてください。
まずは忠実に試してみて、自分が気にいるか試すのもよし。使いやすいところだけ切り取って使うもよし!自分流にアレンジするのは最高!
ぜひあなたの心が求めるワクワクできる方法で、上手に使ってくださいね。
もちろん、リピーターの皆様はどうしたら良いか悩むときお気軽にメッセージしてください。いつも応援しています!
これから出逢ってくださるあなたにも、お会いできることを楽しみにしてお待ちしてますね。
①顔タイプにより自分の印象の座標がわかる。
②自分の位置に近い類友デザインは顔にしっくりくる。遠くない位置の印象へのイメージチェンジは簡単で違和感も出にくい。
③反対に自分の持っている印象と遠いイメージを演出するには結構テクニックが必要。無理矢理感が出てしまうこともあるかも。