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パーソナルカラー診断とは

パーソナルカラーは何の色?

パーソナルカラーとは ❝個々に似合う色❞ のこと。
個々の持つボディーカラーに馴染み、調和し、生き生きと輝かせる色たちが
パーソナルカラーと言われています。

わたしたちは誰でも、持って生まれたボディーカラーを纏っていますが
その肌の色、瞳の色、髪の毛の色などは

● カロチン(黄色素)
● メラニン(茶色素)
● ヘモグロビン(動脈赤色素)
● 静脈青色素

これらの血中配分量がどのくらいあるのか?そして

● 体表の蛋白質の層がどのくらい厚いのか(それにより体内の血液色が透けて見える)

などにより決まります。

地球上の他の哺乳類も皆、ヒト同様に配分の差により色素を持ち、
配分は祖先のルーツがどこだったのか?に関係するという説があります。
面白いですね。

私たちの命とともに一緒に受け継がれてきているボディーカラー。
からだの色を遺伝子レベルで代々受け継いできているのかと思うと
何だか壮大でドラマチック。

ですから日焼けをしても、歳を重ねても、
想像も出来ないような特別な理由でもない限りパーソナルカラーが変わる事は生涯ありません。

パーソナルカラーの効果

パーソナルカラーを使ったカラーコーディネートをすると色がボディーカラーと調和して
全体の雰囲気が馴染むことで安心感を与え、好感度(印象の質)を上げる効果があります。
ひとは不慣れなものや違和感を感じるものに恐怖を感じるものなので、安心感を与えることは
仲良くなるための第一歩でもあります。
では色彩調和をした場合とそうでない場合の視覚的影響を見てみましょう。

【色彩調和するパーソナルカラーの場合】
肌がつややかにキメが整って見える、肌色が明るく見える、
くすみやシミなど肌トラブルが目立たない、フェイスラインがスッキリとして見える、
顔立ちに立体感が生まれる、アイラインを引いたように瞳が際立つ、
黒目がはっきりする、まつ毛が長く見える、など。

【不調和が起きるカラーの場合】
肌が乾燥して粉っぽく見える、顔色が青白くなったり黄ばみや茶ばみが出る
肌のくすみ、シミしわクマなどの肌トラブルが目立つ、立体感がなくなり平面的に見える
フェイスラインが膨張してむくんで見えたり、たるんで見える、など。

パーソナルカラーの分類

●色は、色相・明度・彩度の組み合わせでできています。

色相(色味)・・・黄色、赤、青
明度(明るさ)・・・光に近い明るい色か(白寄り)、光の少ない色か(黒寄り)
彩度(鮮やかさ)・・・純度が高いか、白から灰、黒の配分は多いか少ないか

それをパーソナルカラーでは、まずは・・・

●色相をイエローベースとブルーベースに分けて

ブルーアンダートーン(青紫、赤紫よりの色、黄味を感じない色、肌色のベースは赤紫)

イエローアンダートン(温かみがある色、黄みを感じる色、肌色のベースはオレンジ)

●明度、彩度の関係で4つのシーズンに振り分けます

イエローベース×スプリング
明度が高く彩度も高い。透明感があり明るく輝くような色。
春の瑞々しい新緑、パンジーやタンポポ。朝露に反射してきらきら輝く。

トーンの持つイメージ
明るい、陽気、鮮やか、健康的、可愛い

ブルーベース×サマー
明度は高め、彩度は高い~中程度。パウダリーで霧をまとわせたような色。
霧に囲まれた薄曇りのヨーロッパ。佇む古城のたもとに咲くローズが霧に霞むイメージ。
遠浅の水平線の向こうが蒸気で霞むイメージ。

トーンの持つイメージ
上品、優しい、柔らか、エレガント

イエローベース×オータム
低明度、彩度には幅がある。深みがあり鈍く、シックで円熟した大人っぽい色。
大地の実り、年月を重ねた命豊かで深い森、味わい深く贅沢なイメージ。

トーンの持つイメージ
リッチ、渋い、円熟、大人、濃厚

ブルーベース×ウインター
高彩度低明度、低彩度高明度。純度の高い色に少し黒。純度の高い色を水で薄めるアイシーカラー。
澄み渡る空気感に冴えるポインセチア、鮮やかなクリスマスカラー、雪原の針葉樹
レモン・ミント・ラズベリーのグラニテ

トーンの持つイメージ
華やか、雅やか、ロイヤル、重厚、シャープ

パーソナルカラーは性格診断ではないので、トーンの持つイメージをそのまま個人のキャラクターイメージに直結させるものではありません。

また、個々の色に対する感じ方は、個人の体験やコンディションが影響します。同じ色に対して同じ効果が誰にでも通用することはありません。

赤に対して素敵な印象しかない人もいるし、良くない印象が強くて赤が好きな人までも苦手と感じてしまう人もいるのです。

色を上手に使いこなすためには「パーソナルカラーを好きなように、ただ使う」のではなく、パーソナルカラーシーズンごとの特徴(各色が持つ質量や体積や温度感など、人の生活に密着した感覚)をふくめ、様々な角度からの色の組み立ての考え方をよくわかり、季節やシーンにピッタリな自分のイメージを作れるようになりましょう。

きれいのレッスンのカラー講座では、今日から使えるプロのカラーコーディネート方法がたっぷりと学んで頂けます。ファッションのコーディネートやワードローブのお買い物計画、インテリアなど、生活の中に積極的に色を取り入れて豊かな毎日にどうぞご活用下さい。

パーソナルカラーはお顔映りが美しく見えるいろ

パーソナルカラー診断時は大きな色の布をお顔の真下に広げます。視界に入る色が大きいほど、その色の近くにある物の色彩が影響を受けやすくなる為です。

お顔と布の色が並ぶと、両者の色が目の働きによって影響しあいます。このとき、布の色にある特徴がお顔の色に少ない場合は、お顔の色に馴染むことが出来なくて浮いて見えたり、補うための全く違う色を錯覚したり、チカチカして見えたり、くすんで汚れたように見えたりするのです。

パーソナルカラーを積極的に使いたいところ

お顔映りに関して言えば、メイクアップに使う色の付いたものと髪の毛の色とトーンは肌と色が直接対比されますからパーソナルカラーを強く意識して選ぶことをお勧めします。

ワードローブに関しては、パーソナルカラーグループごとの得意な色使いや、気をつけなくてはいけない使い方も把握し、見せ方をコントロールするのがおすすめです。

「きれいのレッスン」では見せ方コントロールのカラーコーディネートに使う上級者向けテクニックを全く詳しくなくても分かりやすいようにまとめているので、すぐに役立つ色の組み合わせを誰でもすぐに使えます。

自分のシーズン以外の色は使える?

ぜひ使いこなせるようになりましょう!

シーズン全てを使いこなし、好きなようにできるとカラーコーディネートも楽しいものです。

例えば講座では、軽量なイメージのあるスプリングとサマーそして質量がしっかり感じられるオータムとウインターでは、それぞれ得意な色の使い方が異なるなど、特徴をおさえてコーディネートするコツをお伝えしています。

色とは何かを落とし込んでおくことで、自分の得意なシーズン以外でも着こなす幅が広がり、全身の洗練度を更に引き上げていくことが出来ます。

パーソナルカラーの特性を存分に味方にして、様々な美しい色の世界を自由に楽しみましょう。

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